海外の取引先や投資家向けに英語のプレゼン資料を作る機会は増えているが、英語力とデザインスキルの両方が求められるため、時間がかかる作業の代表格だった。ChatGPTとGammaを組み合わせることで、この工程を大幅に効率化できる。

ステップ1:構成案をChatGPTで作る

まずChatGPTに、伝えたい内容の要点を日本語で箇条書きにして伝え、「英語のビジネスプレゼン用の構成案にしてほしい」と依頼する。この段階で、導入・課題提起・解決策・実績・締めくくりといった論理的な流れを整理してもらう。英語ネイティブが読んでも違和感のない表現に整えてもらうため、「フォーマルなビジネス英語で」「簡潔な文で」といった条件を明確に伝えることがポイントだ。

ステップ2:スライドごとの要点に分解する

構成案ができたら、それをスライド単位の見出しと箇条書きに分解する依頼を追加する。1枚のスライドに詰め込む情報量が多すぎると伝わりにくくなるため、「1スライドにつき要点は3つまで」といった制約を指示に含めておくと、実際の発表で使いやすい密度に仕上がる。

ステップ3:Gammaでデザインに落とし込む

スライドごとのテキストが固まったら、それをGammaに入力する。Gammaはテキストの内容から自動でレイアウトとデザインを提案してくれるツールで、テンプレートを選ぶだけでプロフェッショナルな見た目のスライドに仕上がる。図表が必要な箇所は、Gamma上で簡単なグラフやアイコンを追加するだけで視覚的な訴求力を高められる。

ステップ4:英語表現の最終チェック

デザインが仕上がった後、もう一度ChatGPTに全文を読み込ませ、文法や言い回しに不自然な点がないかを確認する。特に日本語からの直訳のような表現が残っていないか、業界特有の専門用語が正しく使われているかをチェックすることが、プレゼンの説得力を左右する。

実務での効果

この一連の流れを使うことで、従来は外部の翻訳会社やデザイナーに依頼していた作業を、社内で完結できるようになったという声が多く聞かれる。最終的な発表原稿の読み上げ練習にも、AIに壁打ち相手になってもらうことで、本番前の準備をさらに充実させられる。

質疑応答への備えも忘れずに

プレゼン本番では、スライドの内容以上に質疑応答での受け答えが評価を左右することが多い。想定される質問をChatGPTに複数パターン出してもらい、それぞれへの回答を英語で準備しておくことで、本番での不意打ちに対する心理的な余裕が生まれる。