オンライン会議の議事録作成を自動化するツールは選択肢が急速に増えている。ここでは代表的なツールを、日本語の文字起こし精度・話者分離の正確さ・要約機能の使いやすさという3つの軸で比較する。
日本語精度で選ぶならNotta・Rimo
Nottaは日本語の文字起こし精度に定評があり、専門用語や固有名詞が多い会議でも比較的高い認識率を保つ。Rimoも国内で開発されているツールで、日本語特有の話し言葉(言い淀みや語尾の省略)への対応が丁寧な点が評価されている。どちらも日本企業の会議で使うことを前提に最適化されており、海外製ツールと比較して誤変換の少なさを実感しやすい。
Zoom・Google Meetとの連携ならtl;dv
tl;dvはオンライン会議への参加型ボットとして動作し、録画・文字起こし・要約を自動で行う。特徴的なのは、議事録の中の重要な発言箇所にタイムスタンプ付きでハイライトを残せる点だ。後から「あの発言のところだけ見返したい」というときに、動画の該当箇所へすぐ飛べるため、レビューの時間を大幅に短縮できる。
チーム全体の議事録管理ならFireflies
Firefliesは複数の会議ツールと横断的に連携し、組織全体の議事録をひとつのダッシュボードで検索・管理できる点が強みだ。過去の会議で「いつ、誰が、何を決めたか」を横断検索できるため、大人数の組織やプロジェクトが並行して進む環境で特に効果を発揮する。
選び方の指針
日本語の会議が中心で精度を最優先するならNottaかRimo、動画の該当箇所へのアクセスしやすさを重視するならtl;dv、組織全体での議事録横断検索を重視するならFirefliesが候補になる。いずれのツールも無料プランや試用期間が用意されているため、実際の会議で数回試してから本格導入を判断するのが失敗しにくい進め方だ。
共通の注意点
会議の録音・文字起こしには、参加者への事前告知と同意取得が必要になる場合がある。特に社外の取引先が参加する会議では、録音・記録の可否について事前に確認しておくことがトラブル防止につながる。
要約機能の精度にも注目する
文字起こしの精度だけでなく、長い会議の内容を要点だけにまとめる要約機能の質も、ツールによって差が出やすい部分だ。決定事項とネクストアクションを自動で分けて抽出してくれる機能があるかどうかは、議事録を実務で使う際の手間を大きく左右するため、無料トライアル期間中に必ず確認しておきたいポイントになる。