Geminiの拡張機能(Extensions)は、GmailやGoogleカレンダー、Googleマップなど普段使っているGoogleサービスの情報をチャットの中から直接参照・操作できるようにする機能だ。単体のチャットAIでは完結しなかった「実際の予定やメールを踏まえた提案」が可能になる。
設定方法
Geminiの設定画面から拡張機能の一覧を開き、連携したいサービスをオンにするだけで準備は完了する。初回利用時にはGoogleアカウントへのアクセス許可を求められるため、業務用アカウントで使う場合は情報システム部門のポリシーに沿って許可範囲を確認しておくとよい。拡張機能は個別にオン・オフを切り替えられるため、必要なサービスだけを有効化して情報の露出を最小限に抑えることもできる。
Gmail連携での活用例
「先週やり取りしていた見積もりメールの内容をまとめて」と依頼すると、実際の受信メールを検索して要点を抽出してくれる。長いメールスレッドを読み返す手間が省け、返信の下書きまで一気通貫で作成できるのが便利な点だ。
カレンダー連携での活用例
「来週の空いている時間に1時間の打ち合わせ枠を3つ提案して」といった依頼にも対応できる。実際の予定表を踏まえた提案になるため、候補日を出してから調整し直すという手戻りが減る。会議の議事録をカレンダーの予定に紐づけて保存する使い方も実務では重宝される。
マップ連携での活用例
出張の計画を立てる際に、訪問先の住所をもとに移動時間を計算させたり、周辺のレストランを条件付きで検索させたりできる。旅程作成の下調べにかかる時間を大きく短縮できる。
注意点
拡張機能は便利な反面、個人情報や機密情報にアクセスする機能でもあるため、共有端末や公共の場での利用時は特に注意が必要だ。企業アカウントで利用する場合は、管理者側で拡張機能の利用可否を組織単位で制御できる設定も用意されているため、情報システム部門と連携してポリシーを整備しておくことが望ましい。
他のGoogleサービスとの今後の連携拡大
現時点ではGmail・カレンダー・マップが主要な連携先だが、Googleは他のWorkspaceサービスとの連携範囲を継続的に拡大している。新しい拡張機能が追加された際は、自分の業務フローに役立ちそうなものから順に試してみることで、日々の作業をさらに効率化できる余地が広がっていく。
