Perplexity AIのSpaces機能は、特定のテーマに関するリサーチをフォルダのように整理し、チームメンバーと共有できる仕組みだ。個人で使うだけでなく、チームでの情報収集を効率化する使い方が広がっている。
Spacesの基本的な仕組み
Spacesは、リサーチのテーマごとに専用の空間を作り、その中で行った検索・質問・回答の履歴をまとめて保存できる機能だ。例えば「競合調査」「新規事業アイデア」「業界規制の最新動向」といったテーマごとにSpaceを分けておくことで、後から必要な情報を探しやすくなる。Spaceには参考にしたい資料(PDFやウェブページ)をあらかじめ登録しておくこともでき、その資料を踏まえた回答を得られる点はプロジェクト単位のナレッジベースに近い使い方ができる。
チームでの共有方法
作成したSpaceはチームメンバーに共有リンクを送ることで、同じテーマのリサーチに複数人がアクセスできるようになる。誰かが調べた内容を別のメンバーが引き継いで深掘りする、といった分業がしやすくなり、同じ調査を別々のメンバーが重複して行う無駄を減らせる。
リサーチ業務での具体的な活用例
市場調査を担当するチームでは、競合他社ごとにSpaceを分けて、価格改定やプレスリリースの情報を継続的に蓄積していく運用が有効だ。新しい情報が出るたびにSpace内で検索・追記していくことで、時系列に沿った競合動向のログが自然と出来上がっていく。カスタマーサポート部門では、よくある問い合わせのパターンをSpaceにまとめておき、担当者間で参照し合う使い方も見られる。
運用上の注意点
Spacesに蓄積される情報はAIによる要約や検索結果が中心であり、一次情報そのものではない点を忘れてはならない。重要な意思決定に使う情報については、Space内の要約だけで完結させず、必ず元の情報源に当たって裏取りをする運用ルールをチームで徹底しておくことが望ましい。
まとめ
Spacesは、個人の検索履歴をチームの共有資産に変える機能として捉えると使い道が広がる。リサーチ業務が多いチームほど、導入によるコミュニケーションコストの削減効果を実感しやすい。
継続的な運用のコツ
Spaceを作りっぱなしにせず、担当者を決めて定期的に情報を更新する運用ルールを設けることで、情報の鮮度を保ちやすくなる。更新が止まったSpaceは古い情報のまま放置されがちなので、プロジェクトの節目ごとに内容を見直すタイミングをカレンダーに組み込んでおくとよい。
