Nintendo Switchにプラットフォームを移し、オープンワールドという広大な大地を手に入れた現代のポケモン。正直、最高だ。パルデア地方の壮大な景色を眺めながら、愛すべきポケモンたちと冒険を繰り広げた時間は、何物にも代えがたい。だが、その最高の体験のど真ん中で、いつも俺のテンションをぶち壊す“何か”があった。冒険に費やした時間が長くなるほど、その違和感は怒りに近い感情へと変わっていったんだ。
もうハッキリ言おう。ポケモンの“鳴き声”だよ!
なぜなんだ!?グラフィックは驚くほど進化し、キャラクターたちは生き生きと動き回り、音楽はオーケストラで俺たちの心を震わせる。なのに、なぜポケモンの鳴き声だけが、いまだにダイヤルアップ接続を彷彿とさせるチープな電子音なんだ!?せっかくリアルに造形された愛しのリザードンが、口を開けば「ギャオーーー!!」ではなく「ピロロロ…」。冗談だろ!?このギャップに萎えないトレーナーがいるなら教えてほしい。
想像してみてくれ。夕日に染まる崖の上で、伝説のポケモンが雄叫びをあげる。その声が、もし本物の獣のような、魂を揺さぶる咆哮だったら?傷ついた相棒が、かすれた声でトレーナーに何かを訴えかけてきたら?勝利の瞬間に、歓喜に満ちた鳴き声をあげてくれたら?
バトルはもっとドラマチックに、ポケモンとの絆はもっと深く、リアルになるに違いない。我々が本当に見たかったのは、そういう“生きてる”ポケモンとのコミュニケーションじゃないのか?
アニメを見ろ!大谷育江さんが魂を吹き込んだピカチュウの「ピカチュウ!」という一声が、どれだけ俺たちの心を掴み、世界中の人々を魅了したか。あの感動を、なぜゲームで体験させてくれない?「伝統だから」なんていう言い訳は聞き飽きた。伝統とは、守りながらも革新を続けるからこそ輝くんだ。ドット絵から3Dポリゴンへ、一本道からオープンワールドへ。ポケモンは常に時代の最先端を走ってきたはずだ。サウンドだけが、平成の遺物でいいわけがない!
「全ポケモンに声をあてるのは容量的に無理」?笑わせるな。そんなのは技術で解決できる問題だ。他のAAAタイトルがフルボイスを当たり前に実装しているこの時代に、世界一のコンテンツホルダーがそんな言い訳をすること自体が怠慢だ。
ゲームフリークよ、目を覚ましてくれ。君たちが生み出したポケモンという素晴らしい生命体に、最後のピースをはめる時が来たんだ。それは“魂の声”。次こそ、俺たちに真のポケモン体験をさせてくれ。ポケモンたちが生命の息吹に満ちた声で叫ぶ、その革命の瞬間を、世界中のファンが待ち望んでいるんだからな!


